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なぜ会社を倒産・廃業させてしまうのか

小次郎
小次郎
会社とか倒産するってめずらしいことだよね。
いやいや会社って意外とめちゃくちゃ無くなるんだよ!
ma2
ma2
小次郎
小次郎
えー!そんな多いの!なんで倒産とかしちゃうの?
今日は何故、会社が倒産や廃業をしてしまうのか解説していくね。
ma2
ma2

 

現在は1円でも会社設立が可能でインターネットの普及とともにお金をあまり持っていなくても会社を作れる時代です。でもそんな企業は甘くありません。

この記事では下記のような方にお役立ち出来ると思います。

・これから起業を考えている方・起業したばかりの方

・会社設立3年未満の方

・仕事はうまくいっているのに、お金や資産が増えていない経営者

 

この記事の内容

企業生存率

現在、会社は1円でも作る事ができ、インターネットの普及とともにあまりお金がない方でも会社を簡単に作れる時代です。
しかし会社は毎日のように生まれますが、そん分倒産や廃業も多くあります。
では統計的には会社が数年後、継続して運営を行うことができているかの企業生存率を確認してみましょう。

・設立1年後の生存率50%
・設立3年後の生存率30%
・設立5年後の生存率15%
・設立10年後の生存率6%
・設立20年後の生存率0.3%
・設立30年後の生存率0.025%

実際にはペーパーカンパニーや、わざと会社を廃業させるような人たちもいるので何とも言えませんが、思っていたよりもかなり倒産や廃業する会社が多いのが分かります。

実際の私の周りの経営者たち

私も会社経営を13年行っておりますが、1度は会社を倒産させております。

私もある程度経営歴が長いので、色々な経営者仲間がおりますが、10年前くらいにいた仲間はほとんどといっていいほどいなくなっていますので数えたりはしていませんが、上記の生存率は肌で感じた確率と合っているような感覚です。

しかし僕が知っているその経営者たちは企業する前に会社で働いていたときや、会社を運営していた時は優秀そうな方たちばかりでした。
そんな優秀な人たちが夢を持って起業し、なぜ倒産や廃業を行ってしまったのでしょうか。その理由を深く解説していきます。

倒産・廃業の主な理由

倒産・廃業の理由としての統計的な理由としては資金ショートです。

私の周りのいなくなった経営者たちの倒産・廃業理由もまさに圧倒的に資金ショートです。
資金ショートとは払わないといけないお金を払う事が出来なくなったという事です。

いまこの記事を読んでいただいている方の中にも、払うお金がないとかそんな事は事前に分かるし、計画を立てていればそんな事態にはならないと思っている方もいると思います。
まさにその通りなのですが実際は落とし穴がたくさんあります。

それは税金・保険料です。

税金も様々な種類がありますが、利益が出た時の法人税、法人を存在しているだけでかかる均等割、消費税があります。
保険料も様々な種類があり、主に労働保険・社会保険があります。

この税金や保険料はかなり法人にとって負担が大きいのですが、実際にどれくらい払わないといけないのかという知識がない方もいれば、甘い感情で払わないので良いのであれば払いたくないという方もかなり多いと思います。特に会社創業当時は大変なので、このお金をあとまわしにできれば・・・・なんて甘い感情がでてしまう経営者も多いと思います。

実際、税金の請求書や保険料の請求書が来た時に、あとで払おうと思って後回しにしていたら、どうなるか。

→実際、すぐにはなにも起きません。払ってくださいという催促の電話もきませんし、取り立てに来ることもありません。
催促の郵送物が来るだけです。それを無視したとしても、電話も取り立てもきません。
それが数ヶ月・数年なにもお気ない場合も多いです。

そうなるといつの間にか、払わなくなってそのお金を違う事業で使って、売上が上がり利益がでてから払おうみたいな感じに
なってきます。

しかし悲劇は突然きます。税務署や社会保険事務所から呼び出しがきます。その呼び出しも無視していると「差押予告」みたいなものが届きます。
そしてやっと事態の重さに気づき、税務署や社会保険事務所に行くと初めてきつく払ってくださいと言われ納付計画を作らされます。ある程度、待ってもくれますが払わないと、取引先からの入金予定額や銀行口座を差押さえされます。

さらに滞納した滞納税も払わないといけなくなり、非常に経営がきつくなっていきます。
そんな経営者の方がかなり多いと思います。

そして最後に資金ショートとなり、倒産や廃業してしまう会社をいくつも見てきました。

実際にうちの会社の下請け会社からも、税務署や社会保険事務所かた照会書というものがたまに届きます 笑

これは税務署や社会保険事務所へ保険料や税金を滞納した場合、その会社に入金予定の売り上げを差し押さえる為に、取引先へいくら払う予定があるのかを調べるための書類です。

こうして会社は資金ショートをし、倒産や廃業をしてしまうのです。

倒産・廃業をしてしまった経営者たちの特徴

私が思うにそんな経営者の特徴としては、まさに承認欲求が強く自分や自分の会社を強く見せる人がかなり多い気がします。

どういう事かというと、創業当時はやはり信用がなく、まわりの会社にもあまり相手にされません。
それを補うために強く見せようとするのです。

実際、会社の代表者である経営者は会社がうまくいっているように見せる為に、高いスーツを着て、高級時計をし、高級鞄をもち、高級車にのる・また夜の店などで儲かっていると見せるため大盤振る舞いをするなど背伸びを行います。

ではそれがなぜできるのかというとある程度売り上げを立てていれば、融資も受けられますし、上記の保険料や税金を後回しにすれば、差し引いた後本当は赤字でも儲かっているかのように見せる事が出来てしまいます。

そしてそう見せた場合、それを辞めたり持ち物をダウングレードすると周りの目が気になるので、無理してそれを維持します。

確かに人は見た目が8割とかいうように見た目は大事ですし、それに騙される周りの人も非常に多いです。
しかしその背伸びした見た目の嘘の自分に頼ったり、その比重が多くなると長く続きません。

そういう特徴を持った人がかなり多かったです。あなたのまわりにもいませんか?

どうすれば生存できるか

ではどうすれば、長く生存できるかという事ですが、私は以下の事を大事にしています。

・税金や保険料の知識を持ち、いくら払わないといけないのかを税理士さんなどには頼らず、自分で理解する事
・固定費に1番気をかけ、不必要な固定費は削り身軽にする事
・お金を使う時は費用対効果の意識をもつこと
・時代の流れをうまく生かす事
・うまくいったときほど、何故うまくいったのかを分析する事
・身の丈にあった物を持ち、強く見せすぎない事
・まわりの目を気にしない事

さいごに

今回は会社が倒産する理由について書かせていただきましたが、もちろん倒産のことなど考えずに前だけを見てやれば良いという考え方もあります。
しかし足元がぐらついていては前には進めません。
足元を固め、必要な知識を持ったうえで、進んでいきましょう。

 

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