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【経営】コロナ対策で飲食店が対処・決断しないといけない事

【経営】コロナ対策で飲食店が対処しないといけない事

 

最近、新型コロナウイルスの影響で飲食店を経営されている方は大変ではないでしょうか。

 

でもどう対処すれば良いか分からない、何を実行すれば良いか分からないという経営者も多くいると思います。

私は飲食店を経営しているわけではありませんが、経営13年の経験からいう客観的な意見と飲食店を経営している仲間などから話を聞いたりしておりますので少しでもお役に立てたらと思います。

この記事では下記の内容を解説しています

①まずは固定費に近い必要のない流動費を削ろう

②次に固定費を見直そう

③現在赤字だが、コロナが終息すれば大丈夫みたいな甘い考えは辞めよう

④経営を中長期で考えよう

まずは固定費に近い必要のない流動費を削ろう

上記の固定費に近い流動費とはまさに正社員ではないバイトなどの人件費です。
これは完全に一番早く無くすべきです。なかにはバイトを休ませると可哀想とか思っている優しい経営者もおられるかもしれません。しかし、その優しさで全体が壊れてしまっては元も子もありません。

特にアルバイトはあくまでもアルバイト。少しの収入を空いた時間に稼ごうとするのがアルバイトで、経営者からしたら暇な時は休ませるのがアルバイトです。これをアルバイトの方が見たら批判されるかもしれませんが、これが現状です。これで生活が危うくなるのであれば、コロナが起きなくてもいつか危うくなるのでもっと自分の人生を見つめなおしましょう。

 

次に固定費を見直そう

固定費は主に正社員などの人件費や家賃です。
ここはなかなか難しく、正社員は少し切りにくいですが、今のコロナの現状(2020年4月3日現在)では終息の見通しも保障もありません。その社員の方にも生活があり、家族があり、それを守るのが経営者です。
しかし本当に守れますか?売上が無くても1年2年先まで給料を払える潤沢な余剰資金があるのであれば別ですが、それが無理なら変に維持して雇用を続ける方が酷です。
今回の事象は初めてオリンピックが延期になったりする危機的状況です。
話をすれば分かってくれるはずです。重い決断ではありますが、それが経営者です。頑張って良い決断をしてください。

もう1つの固定費対策は家賃です。これも上記より難しいかもしれませんが、家賃交渉をしましょう。
このまま無理をして借りていても、店がつぶれてしまえば解約することになり、家賃を払う先も収入が減り、結局損をしてしまいます。この危機的状況に応じてくれない物件オーナーや不動産なのであれば。その方とはビジネスをしてはいけません。
価値があるモノに対してお金を払うのがビジネスです。現状人通りのないその場所に価値はありますか?交渉に応じてくれないのであれば、場所を変えるなどを検討してはいかがでしょうか。
当然、場所を変えるというのはなかなか難しいですし費用もかかります。しかし中長期でみれば変えた方が良い場合があります。費用がない場合は、そのための日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」もあります。

 

現在赤字だが、コロナが終息すれば大丈夫みたいな甘い考えは辞めよう

この考えは非常に危険です。決断を先延ばしにしているだけです。
いまのところ終息の見通しもなく、もっと危機になるかもしれない状況です。ここで何も策を講じることのできない経営者はきついいい方ですが、時間の問題です。
コロナが終息してもこれから何も決断を出来ないでしょう。そんな経営は甘くありません。
こういう危機的状況が起きていない平穏な状況でも確率で行くと100の会社ができても10年後には6社しか残っていないのが近年の状況です。この現状を知り危機感を持ちましょう!

経営を中長期で考えよう

今回のコロナで大きな赤字ができてしまうと回収に非常に時間を要します。何故なら終息したところで元に戻るだけです。いまお客さんが来ていないから終息したらめちゃくちゃ忙しくなるってことは飲食店の場合、考えにくいです。もし、来ても席に制限がありますから一気に回収できるなんてことはありません。
なので私なら最低1年はこの状況が続いた場合、どれくらいの費用が発生し、それをどのくらいで回収できるかもシミュレーションをします。
その数字が過酷であれば、早めに店を閉めるなどの決断をして未来を考えます。

さいごに

以上、飲食店は経営していないが、経営を13年やっている私が客観的に思った事を書かせていただきました。絶対に正解な決断は有りませんが、少しでも同じ経営者に役立てばと思います。

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